Column
日立医薬情報ソリューションズで働く、
社員たちのコラムをご紹介します。
続・ホメオスタシス
ヒトの生体が生命を維持していくために、体内の環境を一定の状態に維持する機能が備わっています。 今回は、前回に引き続き、この恒常性維持(ホメオスタシス)について見ていきまし...
「医薬」よもやまばなし
ホメオスタシス
ヒトの生体が生命を維持していくには、体内の環境がある状態に保たれている必要があります。 例えば、ヒトは恒温動物で、外気温がどうであれ、体温を一定の範囲内に保とうとします。...
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細胞の不思議④-機能その2
細胞にはいろいろな機能があります。前回は細胞の輸送システムについて見ましたが、今回は、細胞における情報(シグナル)伝達とエネルギー生成について見ていきましょう。 シグナル...
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細胞の不思議③-機能その1
ヒトの体には200種以上の細胞がありますが、個々の特化した機能以外に、共通する基本的な構成要素・機能を有しています。今回は、細胞のもつ機能について見ていきましょう。 細胞...
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細胞の不思議②-器官と細胞
ヒトの体にある37兆個の細胞は単一ではなく、多くの種類があります。そして、それらが系統だって組み合わさることで、生命体としての個体が形成されています。今回は、体を構成する...
「医薬」よもやまばなし
細胞の不思議①-構造
生物を構成する基本単位である細胞。全ての生物は細胞でつくられています。その大きさは、1㎛以下から数十㎛のものがあり、細胞の種類によって様々です。ヒトのからだには、約37兆...
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デジタル こぼれ話
デジタルヘルスに限らず、医療・製薬の世界でもインパクトのある「AI(人工知能)」ですが、AIの進展はコンピュータと大きく関わっています。今回は、医療・製薬の世界にも関係す...
「医薬」よもやまばなし
デジタルヘルス その3
デジタル技術の進展に伴い、医療においても医療現場のIT導入にとどまらず、検査・診断・治療へ大きく関わるようになり、また日常生活への介入や、更には予防や健康増進にもデ...
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デジタルヘルス その2
デジタル技術を医療・健康分野へ応用したデジタルヘルスは、「デジタル技術」の進展に合わせて、医療・ヘルスケアに関する「デジタルデータ」の蓄積と「アプリケーション」の普...
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デジタルヘルス その1
昨今、「デジタル」という言葉が種々の場面で見かけられるようになっていますが、本来の意味からはかなり拡大されて使われているように見えます。この「デジタル」も健康・医療に大...
「医薬」よもやまばなし
続・核酸医薬
新型コロナウイルスワクチンで知名度を上げ、2023年のノーベル生理学・医学賞の対象ともなった、核酸医薬の一つであるmRNA(メッセンジャーRNA)医薬ですが、核酸医薬とし...
「医薬」よもやまばなし
核酸医薬
2023年のノーベル生理学・医学賞は、メッセンジャーRNA(mRNA)の技術による新型コロナウイルスワクチン開発を可能にした発見により、米ペンシルベニア大のカタリン...
「医薬」よもやまばなし
モダリティについて
医薬・製薬の世界で、「モダリティの多様化」ということが言われています。「モダリティ(modality)」というのは、「様式」といった意味があり、ここでは薬の形態や治...
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医療機器
医療に欠かせないものの一つに、医療機器があります。医療機器には、検査・診断及び治療といった医療の現場で使用されるものから、体温計やコンタクトレンズ、絆創膏といった日...
「医薬」よもやまばなし
感染症とがん
がんは遺伝子に起こる病気であり、がんという病気自体が感染することはありません。しかしながら、細菌やウイルスの感染が原因となるがんはあります。今回は、感染症とがんの関...
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感染症と免疫
感染症を引き起こす病原体は、生体にとって異物の最たるものです。異物の侵入に対しては免疫が働きます。今回は、感染症と免疫の関係についてみてみましょう。尚、免疫について...
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感染症の流行
既知の感染症も完全には克服できたとはいえず、一方で新規の感染症が流行することもあります。そして、その病原性と伝染性によっては、大きな社会的インパクトを与えることもありま...
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変遷する感染症
感染症には多種多様なものがあり、その病原性も様々ですが、感染が広まることで人類にとって脅威になったものもあります。 新規の感染症の流行や、変貌といった観点から、その概略...
「医薬」よもやまばなし
感染症-ウイルスと抗ウイルス薬
細菌と並んで、感染症を引き起こす厄介な病原体にウイルスがあります。ヒトを宿主とするウイルスは数百あるようですが、新たなウイルスの発見も続いています。今回は、感染症の...
「医薬」よもやまばなし
感染症-細菌と抗菌薬・・こぼれ話
細菌を病原体とする感染症においては、その原因の特定や治療が可能になってきています。今回は、「細菌と抗菌薬」にまつわるこぼれ話を2題、お送りしましょう 細菌の発見 ...
「医薬」よもやまばなし
感染症-細菌と抗菌薬
感染症を引き起こす病原体として、特に細菌は多種のものが知られています。地球上には数百万種の細菌が存在するとの推定があるようですが、その中で特定されているものは300...
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感染症-概略その2
古くて新しい病気である感染症の概略について、前回の感染・病原体に引き続き、今回は、検査と治療をみてみましょう。 検査 病原体を同定するための微生物学的検査として、以...
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感染症-概略その1
感染症は太古の昔から人類を脅かしてきた病気です。これまでに多くの感染症への対処が可能になってきましたが、それでも未知の感染症には容易に対応できるようにはなっていませ...
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がんと免疫
「がん」は免疫系の病気という訳ではありませんが、その発症や治療には関連があります。今回は、このがんと免疫の関係についてみていくことにしましょう。 がんの発症と免疫 免疫に...
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続・抗体医薬品
免疫は自己にとっての異物を判別して排除するという生体に備わった自己防御の仕組みです。前回は、「免疫の仕組みを使ったくすり」として、抗体医薬品についてその概要をみてみました...
「医薬」よもやまばなし
抗体医薬品
免疫は自己にとっての異物を判別して排除するという生体に備わった自己防御の仕組みです。前回は、免疫系に作用する薬として「免疫反応を制御するくすり」をみてみました。今回は「免...
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免疫とくすり
免疫が正常でないことによって起こる病気や身体の異常、免疫反応としては正常だけれど治療等に不都合がある場合には、免疫反応を何等か制御する必要があります。今回は、免疫系...
「医薬」よもやまばなし
免疫と病気
免疫は人体に備わった自己防御の仕組みで、病気の予防や発症、そして治療にも関わっています。免疫が正常でないことによって、病気や身体の異常に繋がることがあります。今回は...
「医薬」よもやまばなし
続・免疫の話
人体に備わった自己防御の仕組みである「免疫」。免疫の仕組みとしてよく知られているのは、抗体が活躍する「抗原抗体反応」ですが、それだけではありません。実はいくつもの仕組みが...
「医薬」よもやまばなし
免疫の話
免疫は人体に備わった自己防御の仕組みです。病気の予防や発症、そして治療にも関わっています。 今回は、この免疫について基本的な事項からみていくことにしましょう。 免疫と免疫...
「医薬」よもやまばなし
がんとくすり
がんの治療薬といえば、副作用のひどい抗がん剤というイメージがあるのではないでしょうか。 がんの薬物療法においては、いろいろなタイプの治療薬が開発されてきています。 今回は...
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がんの診断と治療
がんは治りにくい病気と思われがちですが、医療の進展によって生存率は上昇しています。早期発見・早期治療も重要なファクターです。 がんは遺伝子の異常によるとは言っても、発症す...
「医薬」よもやまばなし
ゲノムとがん
日本における死因としては30年以上にわたって第1位で、しかも今や男性で3人に2人、女性では2人に1人が罹患するという生涯罹患率の高い「がん」。 この「がん」という病気には...
「医薬」よもやまばなし
ゲノムと病気
ゲノムの多様性によって同じ種であっても個体差が生じます。血液型や体質といった形質への決定・影響があるのですが、この多様性が病気に繋がることもあります。 病気(疾患の発症)...
「医薬」よもやまばなし
ゲノムと多様性
ヒトゲノムプロジェクトによって、21世紀初頭にヒトゲノムの解読が達成されました。これはヒトゲノムの塩基配列が特定できたということです。同時に、このゲノム解読を通して、ゲノ...
「医薬」よもやまばなし
アルコール体質と遺伝子の話
薬や食品に対する反応の個人差の要因の一つに「体質」が挙げられます。 一般に体質には遺伝による先天的なものと、ライフスタイルや環境要因のような後天的なものが影響しています。...
「医薬」よもやまばなし
血液型と遺伝子の話
血液型にはいろいろな系統がありますが、血液型といえば、まずはA型/B型/AB型/O型というABO式血液型が思い浮かぶのではないかと思います。 この血液型は親から形質を受け...
「医薬」よもやまばなし
ゲノムの話
病気の原因や罹りやすさ、薬の効果や副作用の度合いなど、個人で異なることが多々あります。その要因の一つに、ゲノムが挙げられます。ゲノムは生命科学の根幹をなすものですが、医療...
「医薬」よもやまばなし
同じ効果をもつ複数の薬-降圧薬の場合
いろいろな医薬品の開発が進められています。これまで治療法がなかった病気に対する薬が開発されて治療に使われるというのは当然望まれるところですが、既に治療薬が存在する病気に対...
「医薬」よもやまばなし
痛みの科学
痛みを感じることができないという病気もあって例外はあるものの、痛みは多かれ少なかれ誰しもが経験するものです。 痛みは不快な感覚ですが、身体の異常を認識させてくれるものでも...
「医薬」よもやまばなし
頭の痛い話
頭痛はごくありふれた疾患で、多くの人が経験したことがあるでしょう。 外見では分かりづらく、その痛みが理解されづらいところもあるでしょうが、本人にとっては辛いものです。 原...
「医薬」よもやまばなし
病気と治療の基本
病気に罹ったかなとなった場合、軽微な風邪といった症状を除いて、医療機関を受診して治療を受けることになります。治療を受けるためには病気の診断が必要です。 今回は病気と治療に...
「医薬」よもやまばなし
iPS細胞
2006年に誕生したiPS細胞(人工多能性幹細胞)。2012年にはその成果を基に京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授がノーベル生理学·医学賞を受賞されたことでも話題にな...
「医薬」よもやまばなし
再生医療等技術
再生医療に関連する技術は進展していて、難治性疾患等の治療への適用が期待されています。 この再生医療等技術に関して、これを推進すべく制定された規制の面から見てみましょう。 ...
「医薬」よもやまばなし
再生医療等製品
人体に投与されて治療等に用いられるものとして医薬品がありますが、これとは別のカテゴリに位置付けられるものに「再生医療等製品」というものがあります。従来の医薬品では難しか...
「医薬」よもやまばなし
薬局と薬剤師
治療の手段としては、手術や放射線治療、あるいはカウンセリングといった方法もありますが、最も一般的なものは薬物治療でしょう。 治療の決定は医師ですが、この医療用医薬品を扱う...
「医薬」よもやまばなし
診療科と専門医
具合が悪くて治療を受ける場合に医療機関の選択に迷うことはないでしょうか。医療機関には診療科目が掲げられていますが、意外に多様に感じられるかもしれません。 今回はこの標榜診...
「医薬」よもやまばなし
医療従事者
病気に罹ったり怪我を負ったときには、医療機関で専門の知識・技術と資格を有した人から治療を受けることになります。また医療体制が問題になる際などには「医療従事者」という言葉が...
「医薬」よもやまばなし
ドラッグ・リポジショニング
医薬品をゼロから開発するには、多くのプロセスと、それに伴う時間とコストがかかります。また開発の難度は上がっており、成功確率は高くありません。既存の薬を新たな目的に転用でき...
「医薬」よもやまばなし
医薬品の承認制度
医薬品の製造販売には品目ごとに承認を受けることが必要です。医薬品を実際に市場に出していくためには、それまでの研究開発の成果をもとに有効性・安全性・品質について確認・審査さ...
「医薬」よもやまばなし
薬を扱うための許可制度
医薬品は生命に関わるものです。それ故、誰でも医薬品を製造したり販売したりしてよい訳ではありません。 医薬品に関しては多くの薬事規制がありますが、今回は医薬品医療機器等法(...
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要らない薬
40兆円を超えて尚増加傾向にある国民医療費の中で、薬剤費は約5-6兆円を占めています。 かつて大量の処方が「薬漬け医療」と批判されたこともありました。医師が処方するほど医...
「医薬」よもやまばなし
薬の値段
日本の医療制度では皆保険制度なので、全ての人が公的医療保険制度に加入することになっています。公的医療保険が適用される保険診療では、費用は国が定めた公定価格になります。保険...
「医薬」よもやまばなし
医療関連制度
病気になったとき、ちょっと面倒だとか嫌だなと思うことはあっても(感染リスク等が非常に高くなる非常時は別として)通常きちんと病院にかかることに大きな障壁はないです...
「医薬」よもやまばなし
後発医薬品
先発医薬品(新薬)は既に市場に出ている医薬品とは異なる新規性のある医薬品ですが、一定期間を過ぎると、後発医薬品の参入が可能になります。今回は、この後発医薬品について見て...
「医薬」よもやまばなし
薬の名前
医薬品には製品名がありますが、その有効成分である物質にもいろいろな名前があります。今回は、この医薬品やその有効成分の化合物に関する名前について見てみましょう。 化学名 ...
「医薬」よもやまばなし
バイオ医薬品
従来は化学合成による低分子医薬品が主流でしたが、最近では生物によって生産される物質に由来するバイオ医薬品が台頭しています。今回は、このバイオ医薬品の概要を見てみましょう。...
「医薬」よもやまばなし
薬と知財
医薬品は多くの時間と費用をかけた研究開発により、多くの知識・情報を積み上げて生み出されるものです。そうしたことから、医薬品産業というのは知識集約型産業と言えます。知...
「医薬」よもやまばなし
製薬のプロセス
今日の医療において、欠かせない医薬品。一つの薬が世に出るには長い時間と多額の費用がかかると言われます。 では、一つの新薬に対する製薬のプロセスを簡単に追ってみま...
「医薬」よもやまばなし
薬の基本
経験的に有用な自然界のものを薬として使用するようになってから、いくつかの変遷を辿って、今では多様な薬が使われるようになっています。今日の医療において、医薬品は重要な...
「医薬」よもやまばなし
薬の変遷
今日の医療において、医薬品は欠かせない存在です。病気や怪我は健康、ひいては命にかかわるもの、その治療に役立つものを追究することは自然なことと言えます。 そうして...
「医薬」よもやまばなし
抗インフルエンザ薬
インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで発症します。医薬品としては、予防目的のワクチン、治療のための抗インフルエンザウイルス薬があり、より有用性のある新薬が...
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