INTERVIEW 10
研究開発におけるデータ分析を進化させ、大手製薬企業のDXを推進する力となる
研究開発におけるデータ分析を進化させ、大手製薬企業のDXを推進する力となる


DX分野
T.Y
2022年新卒入社/理工学研究科修了
※掲載内容は、インタビュー当時のものです。
私は大学院で情報工学を専攻し、ITエンジニアを志して就職活動を進めました。仕事を通じて社会に貢献できること、そして、安定した事業基盤でしっかりとキャリアを積めることを重視して広く就職先を検討。そんななかで当社の存在を知り、日立グループの一員として医薬品業界に特化したソリューションを提供していることに魅力を感じたのです。実は私の親は医療従事者で、患者さんのために日々懸命に仕事に取り組んでいました。そうした姿に尊敬の念を抱いていて、私もITで医療に貢献できるのであればぜひチャレンジしてみたいと。また、私はソフトウェア技術そのものを極めていくよりも、ユーザーとなるお客さまと深く関わり、お客さまが抱える課題をITで解決する方法を企画し、自分でプロジェクトをリードしていくような仕事がしたいと思っていました。当社は大手の医薬品業界各社のITパートナーとしての地位を確立し、システムをどのように開発運用するべきかを、お客さまとともに最上流から考えて支援していると聞き、まさに私が望んでいるポジションで活躍できそうだと入社を決意しました。

入社後、もともと興味のあったデータサイエンスに関われればと思っていたところ、幸運にも大手製薬企業のお客さまのデータ分析を支援する部署に所属することになりました。最近、世間ではデジタル技術でビジネスを革新するDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されていますが、特に医薬品業界は研究開発やマーケティングなどで膨大なデータを扱っており、DX化でいかに利活用するかが大きな鍵を握っています。私はその一翼を担い、最初の2年ほどは、お客さまが抱える研究開発のデータを解析し、新たな創薬に活用できる形に加工して提供する業務に従事することになりました。データベースから必要なデータを抽出するための複雑な加工ロジックを自ら考えて実行し、お客さまのご要望に応えていく。こうして自分が上げた仕事の成果に対して、お客さまから直に評価や感謝をいただく経験を早くから味わいました。そして3年目からは、また別の大手製薬企業の全社的なデータ分析基盤の運用に携わり、お客さまが望むデータ分析を実現する機能をつくることに奮闘しています。

COLUMN
昨今、「リアルワールドデータ」が注目されています。これは日常の診療現場で得られる、患者さんの健康状態や治療経過に関する生のデータのこと。このビッグデータの利活用が、効果的な治療法を生み出すことに有効だという認識が高まっており、どのようにリアルワールドデータを収集して分析するのか、新たな手法が求められています。
いま手がけている大手製薬企業のデータ分析基盤には、私がリードして導入した新たなアプリケーションもあります。たとえば先日、お客さまと協議しながら実装したのは、がんのゲノムデータを可視化する機能。がんの原因となる遺伝子の変化を容易に解析できるようにするもので、海外のIT企業が開発したアプリケーションをお客さま向けにカスタマイズしました。そのための調査から担い、英語のドキュメントを懸命に読み解き、導入にあたってクリアしなければならないセキュリティなどの技術的な課題も、社内の専門部署の協力を得てなんとか解決。大変でしたが、このデータ分析ががんを克服する新薬の創出につながっていくのだと思うと、おのずとモチベーションが湧いてきました。成し遂げた時は本当に大きな達成感がありましたし、こうしたチャレンジを今後も次々と繰り広げていきたいと思っています。そしてゆくゆくは、いま培っているデータ分析の技術を強みにして、お客さまの事業を進化させるためのプロジェクトを自ら立ち上げてマネジメントできる、そんな人財をめざしていきます。

WORK & CAREER