INTERVIEW 02
システム面から薬の品質を保証し、お客さまの研究開発を支援する
システム面から薬の品質を保証し、お客さまの研究開発を支援する


研究開発系システム分野
S.K
2010年新卒入社/工芸科学研究科修了
※掲載内容は、インタビュー当時のものです。
ひどい花粉症で悩まされていた時、薬を飲んで症状がすっと治った経験から、「薬」に関わる仕事を志望するようになりました。就職活動中は製薬企業やCRO(※1)などを見ていましたが、そのなかで、一つの薬ができるまでは、10年〜20年もの歳月と多くの人手がかかることを知り、驚きました。そんな折に出会ったのが、当社の「薬×IT」というコンセプトです。そこに示されていたのは、「ITでサポートすることで、薬の開発をもっと効率的に進められる」というビジョン。ITにはあまり詳しくなかったものの、「なんてやりがいある仕事だろう」とたちまち魅了されたのを覚えています。また、当社の女性の先輩社員に話を伺ったことも、入社を決めた大きな理由です。ご自身が携わる研究開発系システム分野のプロジェクトについて、自信を持って語る姿が印象的で、同時に穏やかな人柄も垣間見え、「こんなかっこいい女性になりたい」と憧れを抱きました。職場の人間関係も重要視していた私にとって、尊敬できる女性が活躍する環境で働けることは、大きな魅力でした。
※1 CRO(Contract Research Organization):製薬企業や医療機器メーカーが行う臨床開発を支援する医薬品開発業務受託機関。

入社後の約6年間は、大手製薬企業のお客さまの基幹業務を効率化するSAPシステムの維持保守を担当し、システムに関する困りごとを解決することにやりがいを感じていました。7年目からは研究開発系システム分野に異動し、薬の副作用情報を収集する「安全性情報管理システム」に携わるように。まさに自分が思い描いていた仕事であり、その領域に貢献できることに喜びを感じていました。その後、2回の産休・育休を経て復帰し、現在はプロジェクトマネージャー(PM)として、大手製薬企業の医薬品研究開発に関わるシステムの導入プロジェクトに携わっています。そのなかで特に私が向き合っているのは、CSV(※2)対応をいかに適切に実施するかという課題です。これまではチーム内の専任者が担っていましたが、いまは私自身がCSVをコントロールする立場にあるため、PM業務と並行してCSVについて学びながらプロジェクトを進めています。医薬品の品質を保証するうえで必要不可欠なCSV対応業務を通じて、医薬品の研究開発に関われていることに仕事の手応えを感じています。
※2 CSV(コンピュータ化システムバリデーション):医薬品の開発・製造で使用されるシステムについて、開発プロセスの最適性と妥当性を検証して文書化することを求める規定。厚生労働省がCSVの実施にあたり定めるガイドラインを遵守する必要がある。

COLUMN
近年、AIを活用した画像解析ソフトなど、医薬品業界へのAIの導入が進んでいます。実際に、AIで液量を検知して測る技術を活用したシステムを導入した経験も。製薬企業の研究所でシステム導入を行う際、研究者の方々が画像生成AIを活用している現場を見ると、最先端の研究開発に自分も関われているのだと強く実感します。
産休・育休を経て復帰後、印象に残っている出来事があります。当時、研究開発系システム分野の部署ではお客さまの各プロジェクトに日立PIから一人でアサインされることが多く、案件の日々の詳細な状況やタスク・課題をグループのメンバーに共有しにくい状況でした。しかし、それでは子育て中の私が家庭の事情で不在時に、代わりがいない状況になります。そこで上長に相談したところ、すぐにメールでの情報共有や必要な打ち合わせへの同席、課題発生時の相談対応など、サポート体制を整えてくださいました。その結果、自分が不在の際も他のメンバーがPM業務を担える体制が構築され、プロジェクトを滞りなく進めることができるように。それまでも相談すると真摯に耳を傾け適切に対応してくれる会社だと感じていましたが、あらためて「働く人を大切にしてくれる会社」だと実感しました。現在、子育てとPM業務を両立できているのは、働きやすい環境を整えてくれる会社や支えてくれる周囲の方々のおかげです。今後はこの環境のもと、医薬品の研究開発に欠かせないCSVに精通したPMとして成長していきたいと考えています。

WORK & CAREER