システムエンジニア
M. S
入社9年目 R&D系システム分野
従業員一人あたりの売上高など、成果を上げている点も魅力でした。Webサイトで『製薬業界+IT Doctor』というキャッチフレーズを目にした際は、お客様でもある大手製薬企業に業務を通して貢献できる醍醐味も感じましたし、私としては、第一三共と日立グループの出資による会社、というのも興味深く、安定性を感じながら応募、そして入社を決意しました。
また、就職活動で会社の清潔感も重要視しており、面接でタバコの臭いがした会社は、それだけで応募先企業のリストから削除するほどでした。日立医薬情報ソリューションズは、社内はもちろん働く人たちからも清潔感が伝わってきて「ここで働きたい!」と感じさせてくれました。
入社後、先輩社員とのOJT(On-the-Job Training)形式で、大手製薬企業の研究開発領域システムの運用改善業務に取り組みました。最初はExcel計算式の技術を修得するといった基礎から始まり、最終的に「Perl」という言語を使って膨大な医薬品の実験データを1つのサーバに集約するシステムの構築を行いました。ところが配属間もなくハプニングが発生。先輩が急遽、長期出張に行くことになったのです。それだけでも大変な事なのに、サーバのハードウェアに障害が発生して、地方にあるデータセンターに駆けつけなければならないという事態に陥ってしまいました。まだ専門用語さえおぼつかない私ができたことはとても少なく、周囲に助けてもらいながら対応を進めることができました。それでも、この時の悔しい経験が私を成長させてくれました。「自分にできることから確実に、積極的に取り組んで、できることを増やしていこう」。そう考えられるようになったのです。
「電話が鳴ったらワンコールで出る」。始めたのはそういうことからでした。「現場にいらっしゃる素晴らしい技術を身につけたパートナー社員やベンダーの知識やサポートがあるからこそ、私たちは高品質なシステムを構築、運用できる。今は自分ができることをきちんとやり遂げて、周りに感謝の気持ちを伝えよう」と毎日を過ごしていました。徐々に力もつき、入社4年目には電子実験ノート新規導入プロジェクトのマネージャーに抜擢されました。このプロジェクトは、製薬業界独特のCSV(Computerized System Validation)に関わるもの。生命に影響を与える医薬品の開発から製造までに使用されるコンピュータシステムが、正しく開発・導入・運用されることを確認し、また薬の品質に問題が無いことを保証するという、法的にも重要なシステムの開発です。より効率的に新薬が開発できる効果が期待され、お客様、ひいては医薬品を通して社会に貢献できる仕事として、大きなやりがいを感じました。
仕事は何でもそうだと思うのですが、突然のトラブル、想定外の事態というのが起こるものです。その時に、どんな対応で乗り切ることができるかが、社会人としての強さ、しなやかさに繋がるのではないかと思っています。入社1年目で対応した「サーバのハードウェア障害」も、4年目に関わったCSVの経験も、これからのキャリア構築の大切なベースになると考えています。
2018年10月には、主任というポジションとなり、一人のSEとしての枠を越え、チームとして成長していく責任を与えられました。個々で得た知識や課題、解決策などを共有。チーム全体でスキルアップできる環境作りにも注力し、会社の成長にも貢献したいと思っています。
趣味は料理です。時間がある時には料理教室にも通い、チキンバターカレーやほうれん草カレーをスパイスから作ったり、ナンを焼いたりしています。休日の1日を家でのんびりと過ごすのも好きです。また、水族館巡りが好きで、関東の水族館はほぼ制覇!海の動物には癒されますね。