日立医薬情報ソリューションズは、高度なICT の技術力、
そして医薬品産業の現場で培った業界知識や実践的なノウハウをもとに、
システムの構想からシステム開発、運用・保守までトータルソリューションを提供します。
さらに、日立グループの豊富なナレッジ、技術と柔軟な提案力を活かし、
ヘルスケア業界全体へと価値創出の幅を広げ、人々の健康を支えていきます。
病める脳の話 その2
脳の機能は多くのニューロンの働きに支えられています。また脳にも稀に病原体が侵入することがあります。 今回はこの「脳」における神経系疾患や感染症といった病気についてみてみましょう。 神経系疾患 脳における神経変性疾患としては、大脳皮質の変性が主体の認知症(アルツハイマー型認知症・前頭側頭型認知症・レビー小体型認知症)、大脳基底核の変性が主体のパーキンソン病やハンチントン病などがあります。(尚、認知症については、別途、取り上げます。) その他、髄鞘が壊れる脱髄性疾患である多発性硬化症、シグナル調節異常によるてんかんなどが挙げられます。 <パーキンソン病> パーキンソン病は、中脳の黒質のドパミン神...
病める脳の話 その1
身体の全てをコントロールしているといっても過言でもない「脳」。脳は様々な機能を担い、その活動は循環系を流れる大量の血液が支えています。 今回はこの「脳」の外傷と循環系疾患(脳血管障害)についてみてみましょう。 頭部外傷 外傷性脳損傷としては、直接的に外力が加わったことによる直撃損傷以外にも、頭蓋骨の中で脳が動くことによる損傷もあります。 脳震盪は、頭部や身体への強い衝撃によって脳が揺さぶられることで起こる一時的な機能障害で、通常は可逆的で改善します。しかしながら、脳震盪を繰り返すと、症状が重篤化しやすく、致命的な状態や深刻な後遺症を引き起こす可能性があります。 ...
はたらく脳を視る話
脳は身体にとって重要な機能を担い、働き続けています。ではこの活動はどのようにして視ることができるでしょうか。 今回は、このはたらく「脳」を視るためのいろいろな検査についてみてみましょう。 画像検査 <脳CT検査(Computed Tomography)> X線CTは、被写体の周囲からX線照射を行い、被写体を透過したX線量を検出・処理することで断層画像を撮る検査です。 骨や血液の描出に優れた検査で、脳内出血やくも膜下出血、脳梗塞、骨折・出血といった頭部外傷、脳浮腫(脳の腫れ)など、急性の異常が検出でき、放射線被曝はあるものの、検査が迅速なため緊急時・救急において最優先で利用されます。 <脳MR...
不思議な脳の話 その3
身体の種々の機能は脳によって制御されていますが、その仕組みは複雑で、脳の各部に固有の機能が局在しつつ連携しています。 今回はこの「脳」におけるいろいろな機能のメカニズムについてみてみましょう。 感覚 外界からの刺激を受け取った感覚器の情報は、視覚・聴覚・体性感覚(触覚・温痛覚など)では物理的変化を、味覚・嗅覚では化学的変化を、電気信号に変換して神経を伝わります。感覚の情報は大脳皮質の一次感覚野に送られて処理され、更に高次感覚野でより複雑な特徴を認識します。 視覚:後頭葉の一次視覚野 ⇨ 後頭葉から側頭葉・頭頂葉にかけて広がる高次視覚野 聴覚:側頭葉の一次聴覚野 ...