日立医薬情報ソリューションズは、高度なICT の技術力、
そして医薬品産業の現場で培った業界知識や実践的なノウハウをもとに、
システムの構想からシステム開発、運用・保守までトータルソリューションを提供します。
さらに、日立グループの豊富なナレッジ、技術と柔軟な提案力を活かし、
ヘルスケア業界全体へと価値創出の幅を広げ、人々の健康を支えていきます。
不思議な脳の話 その2
身体のいろいろな機能の中心にあるともいえる「脳」。脳にはおよそ1000億のニューロンがあり、相互にネットワークを形成して司令塔の役割を担っていて、脊髄とともに中枢神経系を構成しています。そして脳の活動を支える栄養等を供給するために大量の血液が必要となります。 今回はこの「脳」の神経系と循環系についてみてみましょう。 脳内の中枢神経系 神経系は、神経細胞(ニューロン)とグリア細胞(神経膠細胞)から構成されます。ニューロンは神経伝達を担い、グリア細胞はニューロンの支持・保護や栄養調節、免疫など、神経系の機能維持に寄与しています。 中枢神経系におけるグリア細胞としては、アストロサイト、オリゴデンド...
不思議な脳の話 その1
身体の全てをコントロールしているといっても過言でもない「脳」。ヒトの脳は、基本構成は他の哺乳類と共通するものの、特に大脳が発達し、複雑な機能を持つに至っています。言語を操り、抽象的思考や高度な社会的認知が可能になっています。 今回はこの「脳」について、まずはその構造と機能の概観についてみてみましょう。 脳の構造 ヒトの成人の脳はおよそ1200~1500グラム。出生時は400グラム程度ですが、4-5才で成人の80%程度になります。 脳は、全循環血液量の約15%(約750mL/分)の血液を必要とし、全身で消費されるエネルギーの約20%を消費しています。 脳は頭蓋を構成する骨、所謂頭蓋骨で保護され...
「病める神経」の話
身体の中で情報伝達を担う神経は重要なものですが、外傷、感染症、腫瘍以外にも、固有の病気があります。 今回はこの「神経系」の病気についてみてみましょう。 脊髄の障害 脊髄疾患とは、脊髄の障害により、運動障害・感覚障害・自律神経障害を呈する疾患の総称です。脊髄は中枢神経系ですので、その障害によって対応する末梢神経との伝送路が影響を受けて様々な障害が起こります。 脊髄疾患には、脊髄内病変によるものと、脊髄外病変によるものがあります。疾患によって出現しやすい症状に傾向があります。 脊髄外病変としては、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどによる圧迫と、外傷があります。脊髄に障害が起こると、障害より下位(脳...
「神経を使う」話
神経は身体の中で情報伝達を担う重要なものです。身体中にある神経細胞により生命活動は支えられています。 今回はこの「神経系」の全体像についてみてみましょう。 神経系の体系 神経系は、中枢神経系と末梢神経系に大別されます。 中枢神経系は、脳と脊髄からなり、運動、感覚、自律機能などの生体の諸機能を統括します。 末梢神経系は、末梢の各器官と中枢神経系を結んでおり、脳と繋がって頭頸部を支配する脳神経と、脊髄に繋がって四肢・体幹を支配する脊髄神経に分けられます。 末梢神経系は、大脳からの運動命令を骨格筋などに伝える運動神経、感覚受容器で捉えた情報を大脳などに伝える感覚神経、無意識的に働いて恒常性(ホメオス...