= MP-Connect(第1報オンライン収集ソリューション) =
2021年6月1日
株式会社日立医薬情報ソリューションズ
株式会社日立医薬情報ソリューションズ(取締役社長 安達 博幸/以下、日立医薬情報ソリューションズ)は、提携先の株式会社d-Solutions(代表取締役社長 西田 章二/以下、d-Solutions)と共同で展開している医薬品の安全性情報収集ソリューションであるPV Connectシリーズ*1に新たに「MP-Connect(第1報オンライン収集ソリューション)」が加わりましたことをお知らせ致します。
*1 PV Connectシリーズ : d-Solutions社と共同で展開している安全性情報を収集するソリューション群(AE-Connect, LT-Connect, BS-Connect)
製薬企業のMR*2は医療機関の医師に面会して、自社医薬品の安全性情報に関する収集活動を日々行っています。日立医薬情報ソリューションズは、スマートデバイスを活用してMRが医療機関から収集した安全性情報を入力するソリューションとして、「AE-Connect」を提供してきました。
しかし、昨年から広がった新型コロナウィルス(COVID-19*3)の影響により、現在も医療機関への訪問や医師への直接コンタクトが難しい中で、安全性情報を収集しなければならない状況が続いています。「MP-Connect」は、安全性情報の収集にMRが介在することなく、医療機関から医師が直接オンラインで安全性情報の入力を可能にする医療機関と製薬企業を電子的に繋ぐDX*4ソリューションです。
*2 MR:Medical Representatives(医薬情報担当者)
*3 COVID-19:Coronavirus Disease 2019(新型コロナウイルス感染症)
*4 DX:Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)
昨年、日立医薬情報ソリューションズとd-Solutionsは、国内の製薬企業と共同でPoC*5を実施しました。PoCの中で、安全性情報を収集する手段が増えることに対して肯定的な意見が多く得られたこともあり、今後は両社で「MP-Connect」を、「AE-Connect」、「LT-Connect」、「BS-Connect」などのPV Connectシリーズと合わせて、日本の製薬企業に展開して参ります。
PV Connectシリーズは、各製品間で情報連携が行われており、「MP-Connect」で収集された安全性情報は、シームレスに「AE-Connect」に連携され、①MRが直接収集した情報、②「LT-Connect」を経由した文献由来の情報、③くすり相談室経由の情報、④医師から連絡を受けた情報など、全て一元管理が可能になります。
*5 PoC:Proof of Concept(設定した仮説が実現可能かどうか、効果や効用、技術的な観点から検証する行程)
現在、「MP-Connect」は医療機関からの第一報を対象としております。withコロナ/postコロナの対応として、日立医薬情報ソリューションズは、MP-Connectによる第一報に加えて「詳細調査票の電子化」など、医療機関と製薬企業間のデジタル化の推進に今後も積極的に取り組み、安全性情報の収集に関する業務改善や業務改革に貢献できるDXソリューションの提供を充実させていきたいと考えております。
■d-Solutions社について
本社(法人登記) | 鹿児島県鹿児島市 |
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代表者 | 西田 章二 |
拠点 | 大阪オフィス(大阪市) |
事業内容 |
医薬・製薬企業向け、研究機関向け
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資本金 | 1000万円 |
ホームページ | http://www.d-sols.com |
■PV Connectシリーズについて
PV Connectは、製薬企業が自社の医薬品に関する安全性情報を収集するソリューション群です。
製品名称 | 製品概要 |
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AE-Connect |
AE-Connectは、スマートデバイスを通して、MRが医療現場で収集した有害事象をPV*5部門に報告するシステムになります。報告された情報は、最終的にはICSR*7(E2B*8)形式にて安全性システムへ電子的に連携することが可能になります。 |
LT-Connect |
LT-Connectは、SDI*9サービスから提供される文献情報を取り込み、文献学会情報のモニタリングを通して、収集した有害事象をPV部門に報告するシステムになります。報告された情報は、最終的にはICSR(E2B)形式にて安全性システムへ電子的に連携することが可能になります。 |
BS-Connect |
BS-Connectは、PV Connectシリーズの共通機能を担っている基盤のシステムであり、マスタメンテナンスがその代表的な機能です。AE-ConnectやLT-Connectを利用する場合、BS-Connectの導入が前提になります。 |
*6 PV:Pharmacovigilance(医薬品安全性監視)
*7 ICSR:Individual Case Safety Report(個別症例安全性報告)
*8 E2B:個別症例安全性報告を伝送するためのデータ項目をテーマとしたICH標準化活動
*9 SDI:Selective Dissemination of Information(選択的情報提供)
■他社商品名称などに関する表示
■本件についてのお問合せ先
株式会社日立医薬情報ソリューションズ
ホームページ: https://www.hitachi-pi.co.jp
メール: contact@hitachi-pi.co.jp
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